梱包に2週間、引っ越しに1週間、復旧に1週間。
1か月間かけて、やっと落ち着いた感じがあります。
グローブボックスも |
クレーンで宙を飛びました |
学生部屋も落ち着き、ホッと一息 |
移動したのは、たった2つ先の建物だったのですが、
かなりの労力を費やしました。
移動前: 60番北側
移動後: 54番南側
ちなみに、同じ助成者の袴田先生は60番西側、
弓削先生は57番南側です。
もともと、ご近所さんです。
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せっかく、宙づりになった装置の写真を掲載したので、
成果報告はちょっと置いておいて、
私の研究で使っている代表的な装置を紹介。
まずは、電気炉。
高温で反応を起こすのに使う装置です。
ボックス炉 |
縦型炉 |
横型炉 |
高周波誘導加熱炉 |
ボックス炉 → ある程度大きな容器で反応を起こすのに使用
縦型炉 → 液体の中に何かを抜き差しするのに使用
横型炉 → 温度勾配をつける時に使用
高周波誘導加熱炉 → 急速加熱や局所加熱を行うときに使用
上のように、目的や反応容器に応じて、使い分けます。
中に入れる容器も、金属にしたりセラミックスにしたりと、
実験で使う化学種などによって作り分けます。
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続いて、分析装置。
原料や得られた生成物を分析します。
走査型電子顕微鏡(SEM) |
エックス線回折装置(XRD) |
エックス線光電子分光装置(XPS) |
誘導結合プラズマ発光分光装置(ICP-AES) |
SEM → 物質の表面形態を観察するのに使用
XRD → 物質の相を同定するのに使用
XPS → 物質表面の化学結合状態を分析するのに使用
ICP-AES → 物質中の不純物量を測定するのに使用
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上のような装置を使って、実験を行っています。
分析装置が揃っていると、
色々な角度で解析ができるので、
どのような反応が起こっているのかを、多角的に解析できる
ようになっていきます。
と言いつつ、
上の8枚の写真の装置のうち、
縦型炉以外は、現在耐震改修中の宇治の建物の中にあります。
そのため、
今は縦型炉だけを使ってできる実験をしているか、
もしくは学生の中には、今のうちに修士論文を書いている学生もいます。
工事が終わる日が楽しみですね。