2013年11月28日木曜日

やさしい科学技術セミナー 開催しました


11月26日(火)に、
兵庫県西宮市の山口小学校で、
第239回やさしい科学技術セミナーを開催いたしました。


体育館のステージにスクリーンを設置しました


















距離が近くなるよう、私自身は生徒と同じ段で話しました















セミナーでは、体育館で小学6年生70名を相手に、
燃焼と金属のおはなしをしました。

私の前に、小学校の理科の先生から、
6年生で習う燃焼の内容を復習いただいて、
そこからのリレー講義としてのセミナーです。



最近の子供たちはおとなしいかと思っていたのですが、
なんのその。

金属に触れてみるコーナーでは、
デスクのまわりに子供たちが集まってきて、
皆で取り合うように、金属や鉱石のサンプルに触れてみる様子は、
やっぱり子供たちのエネルギッシュさというものを、強く感じました。

小学生に囲まれる(安田と)金属サンプル















テルミット反応で生成する液体状の鉄を観察
















今の子供たちには、
物を作ったり見たり触ったりという機会が少ないと思うので、
紙や机の上の知識ではなくて、
実際に物を触って、物を作る様子というのを
五感で感じてほしかったです。

そういう意味では、
この日のセミナーは、味覚以外のすべてを使って、
金属や燃焼、科学の面白さを感じていただけたかなと思います。


最後に示したスライド。実は自分自身が一番実践しています。















あと、セミナーは、
3時間目と4時間目を使って行ったのですが、
その後、生徒さんと一緒に、教室で給食をいただきました。
最近の給食は、なかなかおいしいですね。


その後、生徒さんに囲まれ、
15人くらいにサインを書くこととなりましたが、
英語のサインを筆記体で書けるようにしておいてよかったです。
(こんなところで留学経験が役立つとは。。。)



国際科学技術財団の小倉さんもサインをねだられてました。モテモテ。
















こんな自分ですが、
彼らの目標となれる存在として、お役にたてるなら、
それは素晴らしいことですね。 

子供たちの今後の発展を願ってます。 


末筆となりましたが、このような機会をいただきました
国際科学技術財団と山口小学校の皆様に、深く感謝いたします。



新聞記事
 毎日新聞
 神戸新聞
 産経新聞

関連ページ
 Youtube 第239回やさしい科学技術セミナー
 毎日jp(毎日新聞)
 MSN産経ニュース

2013年11月11日月曜日

学会発表

秋の学会シーズンです。

その他のイベントも入って、この時期は毎年多忙です。
この3週間で、学会×2つ、
学会見学会×2つ、セミナー×2つに参加します。


11月12日(火)~13日(水) 
 資源・素材学会 関西支部「学生のための製錬現場研修会」
  @ 岐阜~富山
11月14日(木)~15日(金)
 第37回電解技術討論会 @ 大阪府立大学
11月16日(土)
 松原先生 やさしい科学技術セミナー お手伝い @神戸大学

11月20日(水)~21日(木)
 第45回溶融塩化学討論会 @慶應義塾大学
11月21日(木)~22日(金)
 資源・素材学会 第49回製錬関係研究会 @ 北九州

11月26日(火)
 やさしい科学技術セミナー @ 兵庫県西宮市 山口小学校




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私が関連するテーマでは、



発表学会:
 224th Meeting of The Electrochemical Society
 (米国、サンフランシスコ)

題目:
 Electrochemical Reduction Behavior of Granular SiO2 in Molten CaCl2

著者:
 楊
 肖  (発表者、京都大学特定助教)
 安田 幸司 (京都大学助教)
 野平 俊之 (京都大学准教授)
 萩原 理加 (京都大学教授)

 一坪 幸輝 (太平洋セメント株式会社)
 増田 賢太 (太平洋セメント株式会社)
 本間 敬之 (早稲田大学教授) 



発表学会:
 第37回電解技術討論会 
 (大阪府立大学)
  
題目:
 溶融CaCl2中における粉末状SiO2電解還元の反応機構

著者:
 楊
 肖  (発表者、京都大学特定助教)
 安田 幸司 (京都大学助教)
 野平 俊之 (京都大学准教授)
 萩原 理加 (京都大学教授)

 一坪 幸輝 (太平洋セメント株式会社)
 増田 賢太 (太平洋セメント株式会社)
 本間 敬之 (早稲田大学教授)

3週間で2回発表なのに、間の週にも実験する働き者の楊さんです






発表学会:
 第45回溶融塩化学討論会 
 (慶應義塾大学)



題目:
 溶融CaCl2中におけるSiO2電解への液体Si-Zn合金陰極の使用に関する検討

著者:
 
 安田 幸司 (発表者、京都大学助教)
 野平 俊之 (京都大学准教授)
 萩原 理加 (京都大学教授)

 本間 敬之 (早稲田大学教授) 


題目:
 溶融CaCl2中における液体亜鉛電極の電気化学的挙動

著者:
 
 島尾 武征 (発表者、京都大学大学院修士1年生)
 楊 肖  (京都大学特定助教)
 安田 幸司 (京都大学助教)
 野平 俊之 (京都大学准教授)
 萩原 理加 (京都大学教授)

 一坪 幸輝 (太平洋セメント株式会社)
 増田 賢太 (太平洋セメント株式会社)
 本間 敬之 (早稲田大学教授)


題目:
 KF-KCl-K2SiF6中におけるシリコンの電析反応

著者:
 
 前田 一真 (発表者、京都大学大学院修士1年生)
 安田 幸司 (京都大学助教)
 野平 俊之 (京都大学准教授)
 萩原 理加 (京都大学教授)

 本間 敬之 (早稲田大学教授)


題目:
 溶融NaCl-KCl-PrCl3-NdCl3-DyCl3中におけるRE-Ni合金の選択的形成

著者:
 
 近藤 克哉 (発表者、京都大学大学院修士2年生)
 安田 幸司 (京都大学助教)
 野平 俊之 (京都大学准教授)
 萩原 理加 (京都大学教授)

 
M2の近藤君です。
宇治の実験室が工事中で使えないので、
今のうちに修論書いてます。
















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本助成ではSi-Zn合金を使ったZn還元法を研究しているのですが、
その成果の一部が、電解法でSi-Zn合金を使う場合にも適用
できるということで、私と島尾君の発表では、
謝辞に国際科学技術財団を記載させていただいております。
ありがとうございます。

2013年11月5日火曜日

やさしい科学技術セミナー 打ち合わせ

11月1日(金)に、
午前中は自分のセミナーの打ち合わせで
兵庫県西宮市の山口小学校へ、
午後は神戸大学の松原先生へ訪問を行いました。


小学校へは、講演予定のスライド案を持っていったのですが、
「もっとやさしく」「もっとやさしく」と言われまして、
いやぁ、なかなか難しいなぁと。

普段は学会などで、企業や大学の人を相手にしゃべっているので、
そのような一番難しいしゃべり方と、
今回のセミナーで一番やさしいしゃべり方をマスターできれば、
これからは色々と大丈夫かな、という意識もあります。
修行修行。



さて、そんな一日だったのですが、
2つの打ち合わせの合間に、
神戸市立青少年科学館を訪れてきました。


ポートアイランドにあります

小学校の遠足先として人気です




























訪れた目的はというと、
確か液体窒素を使った実験などがあったという
25年ほど前の記憶をたどり、
セミナーでの小学生相手の話し方の参考になるかなと思ったわけです。


しかーし、


がらーーん















行った時間の20分前には、今日の実験展示が
終わってしまってました。

がーん。。。
また今度来よう。。。
亜鉛還元による太陽電池級シリコンの高速連続製造法に関する研究

安田 幸司
(京都大学 環境安全保健機構 助教)