2022年11月29日火曜日

博士卒後の様々な進路に関する講演会

私の所属する講座が主催となって、
博士卒の後、研究者として歩まれた方から、
学部生や大学院生のロールモデルの一つとして、
自分の経験や将来に対する期待を語っていただく会を開催いたしました。

博士課程に進学しない学生にとっても、
研究者たるものがどのような者かという理解してもらうとともに、
自分の将来の参考になる共通点なんかがないか、
役立ててもらおうという会です。
例えるなら、就職サイトの「先輩社員の声」コーナーの、研究者版です。
 
私から、2006年のドイツ留学の経験と、
そこから得た経験や自信について、
多くの写真を交えながら紹介いたしました。
たとえ留学をせずとも、学生たちが新天地に向かう際の心構えとしても
役にたってもらえればと思います。



リチウムイオン電池の安全失活に向けた研究

我々のグループで研究を行っている、
リチウムイオン電池の安全失活に向けた研究の論文が、
この度、採択されました。
 
“Submerged Comminution of Lithium-ion Batteries in Water in Inert Atmosphere for Safe Recycling”
Tetsuya Uda, Akihiro Kishimoto, Kouji Yasuda, and Yu-ki Taninouchi
Energy Advances, 1(11), (2022) 935-940.
https://doi.org/10.1039/D2YA00202G 
 
放電されていない電池が廃棄時に混入していたとしても、
水素爆発や火災を引き起こすことのない手法を
目指した研究内容となっています。

論文としては、テキストだけでなく、
動画をご覧いただくほうが、どのような手法であるか
よくわかるかと思います。
Supplementary files に置いてあります。
亜鉛還元による太陽電池級シリコンの高速連続製造法に関する研究

安田 幸司
(京都大学 環境安全保健機構 助教)