2014年4月29日火曜日

日本国際賞の授賞式と祝宴

先週の水曜日、
第30回日本国際賞の授賞式と祝宴に参加させていただきました。

受賞されました末松博士とアリス博士には、
心からお慶びを申し上げます。


授賞式は国立劇場で開催されました


















去年体調不良でご欠席なされた皇后陛下も
今年は参加なされ、両陛下のご臨席の式となりました。

2年連続での参加ということで、
去年よりは、心に余裕を持って式を楽しむことができました。



たとえば、授賞式後のクラシックコンサートでは、
「あっ。今年のアメリカからの受賞者も、
 ビートルズの曲を指名されたんだな。」
とか、
「あと20年もしたら、東京藝術大学の学生は、
 マイケルジャクソンの曲を演奏しないといけないのかな。」
など、そんなことを考えたり。

でも、コンサートを聴きながら、
「そういえば、あの研究テーマで、
 こんなことしたらどういう反応になるんだろうな。」
と考えてしまうところは、
まだまだ芸術心の無さが表れてしまいました。


研究者というのは、一種の芸術家のようなものですし、
芸術にも興味をもたないといけないな、と感じた日でした。

(一方、毎日クラシックを聴けば、
 研究が進むんではないかという心も生まれました(笑))


祝宴ではハープ四重奏の近くで音楽に聴き入りました




2014年4月9日水曜日

春学会での受賞など

3月には5つの学会へ参加してきました。
その際の出来事をまとめてみます。


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3月16日~19日に、
京都の同志社大学で行われました
7th KIFEE International Symposium on Environment, Energy and Materials
で、修士1年の前田君 
Young Author’s Awardを受賞いたしました。

ノルウェー人相手に、英語での奮闘が認められたのだと思います。

喜びの様子は研究室HPにて。





3月26日~28日に、
東京大学生産技術研究所で行われました
資源・素材学会平成26年度春季大会に参加した際、
生産研の所属で、私と本助成を同じ年に受けました
苷蔗先生とランチを共にいたしました。

お会いするのは、
昨年の助成贈呈式と日本国際賞以来なので
1年ぶりの再会で、 やさしい科学技術セミナーがどうだったか
というお互いの話や、研究の進展などについて
気軽な雰囲気で会話をさせていただきました。

互いの研究分野が違うので、
なかなかお会いすることができない関係なのですが、
このような関係を構築できたのも本助成のおかげと感謝いたします。





3月29日~30日、
関西大学で行われました電気化学会第81回大会で、
平成26年度 電気化学会論文賞の表彰を受けました。
論文へのリンクはこちら

論文題目: Electrolytic Reduction of SiO2 Granules in Molten CaCl2
        (溶融塩化カルシウム中における二酸化ケイ素粉末の電解還元)
著者: Tetsuya Toba, Kouji Yasuda, Toshiyuki Nohira, Xiao Yang,
     Rika Hagiwara, Koki Ichitsubo, Kenta Masuda and Takayuki Homma
     (鳥羽哲也、安田幸司、野平俊之、萩原理加、一坪幸輝、増田賢太、本間敬之)
掲載書誌:  Electrochemistry, vol. 81, no. 7, 559-565 (2013).


第一著者の鳥羽君は、1年前に修士課程を卒業した学生で、
在学中に彼を中心に共著で執筆した英語論文
このたびの電気化学会の論文賞に選ばれました。

表彰式の日は、就職先から学会会場までかけつけてくれました。

第一著者の鳥羽君が会長から贈呈










2人で記念写真


















亜鉛還元による太陽電池級シリコンの高速連続製造法に関する研究

安田 幸司
(京都大学 環境安全保健機構 助教)