2014年2月4日火曜日

ジジムとヨード

ウチの研究室では、
希土類磁石のリサイクルに関する研究を行っているのですが、
そのうちの対象の1つに、プラセオジム(Pr)という金属があります。

周期律表でPrのすぐ横には、ネオジム(Nd)という元素があり、
この2つは性質が非常に似ていて、
昔は、NdとPrを分離できずに、1つの元素と思われていたそうです。

その時は、ジジム(Di)と呼ばれていたのですね。


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あと、これもあまり知られていない話なのですが、
でんぷんとの反応や消毒液で知られる
ヨウ素(元素記号 I )は、昔、別の元素記号だったのです。

ドイツ語の Jod (ヨード)の頭文字を取って、
元素記号 J です。


私もウワサにしか聞いていなかったのですが、
今日、過去のデータ整理を行うべく、
文献の調べものをしていたら、見つけました。


ヨウ素ガスが I2 ではなく J2 と表示












確かに、J だったんですね。初めて見ました。
驚きとともに、ちょっと感動!!

4 件のコメント:

  1. 小倉(ジャパンプライズ)2014年2月4日 9:58

    ヨードってドイツ語だったのですか!知らなかった。。。。
    先生のブログ、ためになる!!

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    1. ニオブも、
      昔はアメリカでは、コロンビウムと呼ばれていたんですよ。
      論文でたまに見かけます。

      歴史を勉強すると、色々とためになるんですよー。

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  2. 過去にはわかっていなかった事が現在わかり、それがベースになって次の研究が進み、ある時、ある場所で、新しいページを開く事になった人にスポットライトが当たるのでしょうね。
    ある意味、運もありますが、やはり、根性も必要なんでしょうね。。

    昔、先輩が「人生すべてタイミングだよ。。。」と、ゴルフ場の前の組を見つめてつぶやいていたのを思い出します。スイングの事か?と思いきや、前の組が老人とその奥さん(20代後半の美人)だったのを見て、そう言ったんだと、言われ大笑い。でも、深い言葉でした!

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    1. 研究をするにつれて、過去の歴史の勉強というのは大切だと、つくづく感じます。学生だったときよりも、今の方がたくさん勉強している気がします。
      タイミングも大切だと思いますが、「幸運の女神には前髪しかない」というのもありますし、常に準備するのが良いですね(美人さんゲットにも)。

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安田 幸司
(京都大学 環境安全保健機構 助教)