やさしい科学技術セミナーも終わり、
ややホッとした感があります。
ただ、知り合いに聞かれた重要な質問に、
1つ答えておかねばと思います。
「何で、このブログに、
研究のことではなく、教育のことを多めに書いているのか?」
というものです。
回答は、
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セミナーのスライドの1つ(左:M1前田、右:M1島尾) |
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こちらは左:M2板倉、右:M2近藤 |
やさしい科学技術セミナーの会場で、
連れて行ったTAの学生を写真つきで紹介するため、
というのが、大きな理由です。
セミナーでも、会場設営から子供たちのサイン攻めまで、
色々と彼らには対応に協力いただきました。
感謝したいと思います。
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さて、セミナーも終わりましたので、
これからのこの研究ブログは、
研究のことについて主に紹介させていただきたいと思います。
まず今日は、
私の研究分野について、自己紹介をさせていただきたいと思います。
現在は、主なテーマとして、
太陽電池用高純度シリコンや、
磁石用希土類金属などの特殊金属に関して、
新しい製造法やリサイクル法を研究しています。
研究手法と化合物種類をまとめますと、以下のようになります。
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研究グループのテーマとメンバー構成 |
すなわち、
目的金属の酸化物、塩化物、フッ化物を、
電気化学や金属熱還元といった手法により、
金属へと還元するプロセスの研究を行っております。
電気化学は、当研究室が従来から得意としている学問分野であり、
一方、金属熱還元は、私がポスドク時代に勉強した手法を
ベースとして、当研究室では新しい試みとしてはじめております。
そして、
本助成のテーマは、
表の右下にあたり、私自身で実験と研究を行っております。
装置の製作に苦労しているのは、
当研究室でまだ手法として確立していないテーマを、
私自らが立ち上げようとしているためです。
無事に実験手法ができあがったら、新しい学生のテーマとして
与えるようにしようかと思っております。
電気化学や熱力学を用いた特殊金属製錬に関する研究は、
今後とも行っていきたいと思います。
ちなみに、製錬でない新テーマも、
予算などを取らずに隠れて実験しながら、虎視眈々と準備中であります。