2016年1月25日月曜日

開発中のケイ素メッキ法

私の専門分野である
溶融塩化学や電気化学を用いると色々な金属のメッキができます。

また、ここ最近の新しい研究としては、
ケイ素(シリコン)を電気メッキする新しい手法を開発しています。


通常、電気めっきには水を溶媒に用いますけど、
我々が用いる溶融塩電解質は、水中ではメッキできない金属でも
物質の表面にメッキすることができます。
ケイ素もその1つですね。

まだあまり、ケイ素が電気メッキできること自体、知られていない面
ありますので、我々の研究から新しい用途が生まれるといいですね。
(できれば、この記事を検索して、世の中のヒントになれば。。。)
と思いつつ、研究を行ってます。


いやー、何かのいいものに使えたらいいな!



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論文へのリンクはこちら。

(1)
論文1
 概要: 新しい電解液を使って、650℃でのケイ素メッキ法を開発

(2)
論文2
 概要: 厚さ50ミクロンの平滑ケイ素メッキ膜を得るための条件

2016年1月14日木曜日

初授業

今週の火曜日(12日)に、
リレー講義の1コマの授業を行いました。

一般教養の授業で「放射線概論」。
1回生向けの授業です。


学会発表や、教員向け講習は
慣れたものなのですが、学生向けの授業は初めてです。

大学1回生向けの一般教養の授業となると、
彼らは、年齢が自分の半分くらいなんですね。。。


大学教員は研究者であり教育者でもありますし、
これからの一歩と思い、正月をかけて
とても念入りに準備をして授業にのぞみました。

これからの長い教員人生、こういう生活が続いていくんですね。
少しずつ努力を続けていこうと思った新年でした。




一般教養の授業は吉田南キャンパスで

亜鉛還元による太陽電池級シリコンの高速連続製造法に関する研究

安田 幸司
(京都大学 環境安全保健機構 助教)