主な実験室が京大宇治キャンパスにあるという
変わった研究室です。
距離にして20km、キャンパス間バスに乗って50分かかります。
私鉄に乗っても移動できます。
そのため、特に修士1年生の学生にとっては、
午前中は吉田キャンパスで授業、
午後からは宇治キャンパスに移動して研究という日々になります。
慣れれば楽なのですが、意外につらいです。
なので、ウチの研究室では、
研究室へ来ないといけない時間(コアタイム)を作らずに、
「成果が一番上がるよう、
いつ実験をしていつ休むという、
1週間の予定は、自分でマネージメントする」
というルールで動いています。
つまり、自由にしていいという意味では、
将来の研究者へ育てるべく、学生を大人扱いしています。
ただし、ゼミなど全員出席の行事もあります。
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しかし、研究室に加入したばかりのメンバーは、
人に実験を教えてもらわないといけないので、
その人との予定を合わさないといけません。
新しく研究室に配属された修士1年生の島尾君。
学部は同志社大学の卒業で、
4月から京都大学修士課程の学生になりました。
私から直接実験を指導しているのですが、
1回目の実験に何時間かかるかなと計算をしていたら、
電気炉の昇温を含めて、10時間。
うーん、けっこうかかるなぁ、
彼の授業時間を考えると、授業が1つも入っていない金曜日かな
と思っていたところ、
彼から
「5月5日(日)に、実験指導していただいてもいいですか!」
と言われて、ちょっとビックリ!
ゴールデンウィークの真っただ中ですが、
・学生の能力の中で 一番育てたいけどなかなか育たないのがやる気
・教員として一番やってはいけないのが
やる気のある学生のやる気を削ぐこと
・科学者を目指す者、
やりたいことは基本的にまずトライするもの
ですので、喜んで快諾しました。
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下は、そんなゴールデンウィーク
5月5日(日)の写真です。
(本人から掲載許可をもらいました)
高温で赤く光る電気炉を相手にがんばっています |