2025年7月4日金曜日

非鉄製錬学特論

材料工学専攻では、
前期の大学院授業として 「非鉄製錬学特論」を開講しています。
簡単に言うと、色々な金属がどのようにして鉱石から作られているか、
またリサイクルされているか、という授業内容です。
 
全15回は、座学だけでなく、2回は実験実習を行うのが特徴で、
実際に工業的に使われている技術を、
大学院生にも実験してもらって、金属の製造法だけではなく、
持続可能社会へ向けた分野の位置づけなどを 学んでもらっています。
 
座学は複数の講師で分担しており、
私は今年、4回を受け持ってます。
 
その際には、毎回、
金属や鉱石のサンプルを持参して、授業中に回覧しています。 

意外と、元素記号や数式で金属を考えたり、
最近ではコンピューターで金属材料を扱ったりする学生は、
塊状の金属の見たことが無い、という人も多く
ちょっとした興味を引いているようです。
 
今日は特殊金属の回だったので、
チタンとシリコンを持っていきました。

 
 
亜鉛還元による太陽電池級シリコンの高速連続製造法に関する研究

安田 幸司
(京都大学 環境安全保健機構 助教)